厨房の小窓の外に小梅の木があります。春先に小さな花をわれ先につけて、季節が変わっていくのを知らせてくれました。そしてまた、窓を開けると、小さな実がそこここにいっぱい!すでに初夏の装いです。この春の気象の変化には、身体ならず、心までついていくのに精一杯です。
7年前、電気の止められた室内で、ロウソクの火と小さなガスストーブで震えていました。もう7年経ってしまったのですね。その時の買ったのか、読んだのか?本棚に眠っていた『復興の精神』という本が目に留まりました。識者と言われる方々が、震災直後に書き起こし、6月に発行されたものです。それぞれの方が、あの日の自分、報道で知った被災地の様子、過去に起こった災害、第二次大戦からの日本の復興、海外からの節度ある被災地の人々に対する賞賛等々、それぞれの視点で書かれ、そしてほとんどの方が、日本は必ず復興する、以前より良くなるとむすんであります。
はたしてどうなのでしょうか。かさ上げされた土地や高台で、新しい生活を始めた方、一方、仮住まいで、復興住宅で、孤独死された方も多いと聞きます。原発の近くでは、自宅に戻る人、戻らない人、戻れない人・・・・。何%がどうしたという統計の数字には出てこない多くの人生がそこにあるということを、しっかりと心に刻みつけていたいものです。
あちこちで、原発の再稼働が報じられています。本の中で養老孟司さんが、“天災”と“人災”に対する人の考え方が違ってきたのが気になると書いておられたのが、気になっています。
春は「いちご」!最近では冬は・・・・と言った方がいいような…
4月いっぱいイチゴがパンの中に顔を覗かせます。
『ストロベリーデニッシュ』
カスタードクリームとクリームチーズ・チョッピリのレモンピールと一緒です。
『イチゴのかくれんぼ』小豆餡とクリームチーズが不思議といちごによく合います。
by kanpaanyu
| 2018-04-04 19:10
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